整体日記(2022、11/22)

2022年11月23日

今日は、お二人に整体をさせていただきました。

お一人目の方は、からだが「やすらぎ」を求めている...

と、感じたので、普段の施術は、やめて、ひたすら

「ここちよく触れる」

ことだけに集中しました。

とても繊細な波動をもつ方なので、それに合わせて

こちらの方もそれ以上に繊細に、触れ、ゆする。

「呼吸」さえ深くできれば、自ずと生きる希望も湧いてくる。

いま、深く呼吸ができる方は、本当に少ない。

自分も含め...。

お腹を抑えて、固いところでは、痛みや苦しみを感じますが、

呼吸がゆるめば、痛み、苦しみも開放されます。

一つの出来事に意識が囚われ、常にアタマの中でその思いをループさせると、

無意識の緊張から虚脱状態になったり、

後頭骨が閉じて首が硬くなったりします。

この方は、言葉で自分のことを話そうとするとアタマを緊張させる方でしたので、

一切おしゃべりはせず、体に語りかけました。

深い休息...

必要なのは、それですね!

終わった後に自分の体を観察することを少しお話ししました。

「アタマで「思い」がループするときは、その思いが起こっている時、どんな体感が、体の中で起こっているか?具体的に観察してみてください」

...と。

「胸がモヤモヤする」、「首が緊張する」、「肩が縮こまった感じがする」...

いろんなコトが、体の表現として起こってきています。

感情を体感に集中して言語化できた時、

すでにあらかたその「緊張」は、なくなっています。

人間の構造として、体感に意識を向けているときは、感情に意識はむけられないようになっています。

一度に2つの意識は、向けられないようになっています。

大事なことは、常に今、自分が、どのような「体感」でもってそれを「感じて」いるか...。

そのことが、はっきり自分で自覚できていないので、

無意識の緊張を持ち続け、徐々に症状として現れてくることになります。

なので、「体感に気づくこと」が、病状の原因をつくらない第一の要因となります。

たとえ、腕利きの整体師にその時、症状をとってもらったとしても、

なぜその状況を作り出したか、自分で認識できなかえれば、

また、同じ状況を作り出してしまうことになるでしょう。

大事なことは、自ら気づき、学ぶこと...このこと意外に自らを癒やす方法はありません。

その御本人が気づいていない感覚を導き、つなげることが、私のやっている「整体」ということになるでしょう。

自分でどうしようもない症状がある時、はじめて他人の手が必要となります。

必要な時は、安心して他人の手を借りる必要があります。

できないことは、悪いこと、情けないことではなくて、

協働、協力してゆくチャンス!

そんな風に見ていく必要があるかなと思います。

さて、もう一方、

この方は、今、毎週通ってこられている方ですが、

股関節に問題を抱えられて、病院から「手術しかない」といわれている方で、

なんとか手術でない方法で、治せないものかと一生懸命向き合われています。

いままで、3回ほどさせていただきましたが、

その時は、多少改善されてもまだ、根本改善までは、行かない...

そんな状況でしたので、思い切って「心理整体」をお伺いしてみました。

すると一瞬ビクッ!とされて、

それでもすぐ「お願いします!」といわれました。

もともとセラピストでもあられるので、自分との向き合いもされているので、

その心からのアプローチをおすすめしたのでした。

施術に入るやいなや、自ら気になる出来事にフォーカスされて、

どんどん自分の心の中に入っていかれ、

そしてその一番の原因の感情を自ら発見し、

開放されました。

涙ながらに、

「いままで自分でも取り組んで開放したつもりでしたが、まだ、その奥にあったのには、驚きました!」

と。

サナギから蝶への変容をみるようで、感動的でした。

そんな機会に立ち会えるのは、整体の醍醐味でもあります。

が、それで症状が取れれば、完璧!

...なのですが、これからの変化をまた観察していきたいと思います。


お二方とのセッションは、お二人に話しかけているようで、

実は、同時に自分自身へと語りかけていることに、

気づきます。

お二人が、おられることで、「自分自身の整体」へも語りかけられている。

どんどん「施術者ー患者」の垣根がなくなって、

結局、自分自身を「整体」していることにほかならない...。

そんな味わい深い体験を「整体」をとおして学ばせていただいています。

わたしは、あなたで、あなたはわたし...

新たなる自分との出会いに感謝です😂

© 2021 吉岡 潤  自律療法・健康アドバイザー  熊本県阿蘇郡西原村下小森1642−1
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